昔は、仏壇の購入予算は3ヶ月分のお給料が目安と言われていたそうです。
仏間のサイズに合わせた重厚感のあるものが好まれたといいます。
私がこの仕事をさせていただくようになった十数年前は、まだ従来からある形のお仏壇が主流でした。
しかし、『古くさい仏壇は部屋に合わないからイヤ』 『暗いし怖い』という声も出はじめ
明るい雰囲気の家具調仏壇が少しずつ各メーカーで作られるようになりました。
すると今度は、『ここまでいくとロッカーみたいで仏壇として見れない』と、
従来の仏壇がイヤで家具調を見に来られたお客様が、結局従来の形のものを購入して帰られることも
少なくありませんでした。
今は、そのような家具調に対する抵抗感もすっかり無くなり、不思議な形のおりんなども定着しています。
そして好みが多様化する中、『従来の材質で、デザインはモダン』というハイブリッドな新ジャンルが作られ
そちらも好評です。
黒檀や紫檀はとても丈夫な素材なので、繊細な彫刻がなくなると、拭き掃除などのお手入れがしやすいのも利点です。
4畳半~6畳のお部屋にぴったりな小さめのサイズが主流ですが、半間の仏間に合う少し大きめのものもあり
お掃除を気にされる方におすすめしています。
コメントを残す